うたた寝してしまうほど心地いいカフェで、絶品ハーブティーを/

grass-B(グラスビー) (館山市)

公開日: 2019年07月05日

館山市岡田に、訪れる人が時間を忘れてくつろいでしまう、不思議な造りのカフェがあります。その名も「grass-B(グラスビー)」。何が不思議って? それは店内に入ってからのお楽しみ。館山市の出野尾多目的運動場へと続く坂道を上がって行くとたどり着きます。


海の空気とまた違うおいしい自然の空気を吸い込んで、いざ店舗へ。手彫りの猫の看板がお出迎えしてくれました。



広々とした温室のようなスペースには、ハーブが約30種類


黄色い外観のgrass-B。入ってすぐにカウンターとその向こうに大きなテーブル、入口のすぐ右手には数段の階段があって、1メートルほど低いフロアが広がっていました。しかも、下のフロアの一部は土で、ハーブがびっしり植えられています。屋内なのに一部は庭で、残りは木の床とタイルという不思議空間。


一つひとつのテーブルが広く空間を大きく設けてあるので、ほかのお客とのスペースを保て、ゆったり

オープン当初は、50種類ほどのハーブがあったそうですが、この店内に適応する品種が残り、今の30種類ほどにおさまったそうです。下のフロアの屋根は帆布で、さながら温室のようです。採光窓と白い帆布のおかげで、雨模様の日でも自然光の中、快適に過ごせます。


当初のイメージは温室と納屋

オーナーの大久保成子さんが、この物件に出会ったときの店づくりのイメージは、温室と納屋。上段のスペースが納屋で、そこをパッと開くと下に温室が広がっているそんなイメージ。小物やアイテムが増え、当初のイメージとは違ってしまったそうですが、傾斜を利用した空間がおもしろいと話していました。


外観はプロに依頼し、内装は大久保さん自ら手がけたというハーフビルドの店内。週末はこのお店のファンだと遠方からやってくる方も多いそうですが、私が訪れた平日は数人の方がゆったりとランチやお茶を楽しんでいました。


アメリカ製のロッキングチェア。うたた寝してしまうお客もいるとか

外観から想像もつかない店内に、「入ってもいいのかな」と戸惑うお客もいらっしゃるようですが、ひとたび店内に入ってくつろいでいると、その居心地の良さにうたた寝どころか、本当に眠り込んでしまう方もいるそうです。眠ってしまうお客に出会うと、そこまでくつろいでいるのかと、うれしくなると大久保さんは話してくれました。


秘密は特になし。心にスッと溶け込む絶品ハーブティー

私がgrass-Bを訪問したのは2度目。はじめてgrass-Bを訪れた際、心が少しささくれだっていました。けれど、ここで飲んだハーブティーに癒されたのを覚えています。


レモングラス・レモンバーム・レモンバーベナのブレンドハーブティー

じつは私はコーヒー党で、紅茶やハーブティーはあまり飲みません。時折、日常に取り入れたりもするのですが、素人なので正直に言って香りを楽しむもの、自分をリラックスさせるものとして自分で淹れる場合は、味は二の次というか、そんなに期待しないものと思っていました。


けれどもgrass-Bのハーブティーは、心にスッと溶け込み、格別においしく、心にまで効くように私は感じました。その淹れ方の秘訣をうかがうと、大久保さんは「みなさんに聞かれるんですけど、本当に秘密なんて何もないんですよ。しいて言うなら、ここの水が地下水なのでまろやかに感じられるのかもしれません」と答えてくれました。


海を求めて移住。店内は北国の山小屋のテイストも

冬には実際に使用されている薪ストーブ

館山に移住して35年。長野県の軽井沢ご出身の大久保さん。海なし県なので、海が眺められる土地に移り住みたいと、同じく海のない山梨県ご出身の旦那さんと移住したそうです。紀伊半島なども検討しましたが、首都圏からアクセスがよいこの館山を選んだと話します。


緑豊かな丘にあり、自然の風が吹き抜け、日向ぼっこできるカフェ。みなさんも訪れたら、うたた寝してしまうかもしれません。



【店舗情報】

店舗名:grass-B(グラスビー)

営業時間:12:00~18:00(L.O.17:00)

定休日:木・金

所在地:千葉県館山市岡田527

WEB:http://www.grass-b.com/

TEL:0470-23-4980

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