千葉県の南端、館山・南房総はアクアラインから60分。
穏やかな海と低い山の優しい自然は、訪れるだけで癒されますが、観光スポットも実はたくさんあります。
京都や箱根など、誰もが目指す観光地は人も多すぎるしちょっと…、という方はぜひ一度、館山・南房総にお越しください。半島をぐるっとドライブするだけでも最高ですが、ローカルホストがおすすめするスポットを一挙大公開!
名実ともに館山のNo.1観光スポット。その昔は沖に浮かんでいた島ですが、現自衛隊の埋め立てや隆起など地形の変化が重なり、島と陸の間に砂が堆積してつながりました。歩いて渡れる無人島であり、1周1時間ほどで回れるコンパクトさも人気の秘訣。島の散策やビーチコーミング、スノーケリングまで楽しみ方も盛りだくさんです。近年観光客の増加によってポイ捨てなどマナーが問題になっています。ゴミは必ず持ち帰りましょう。
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沖ノ島近隣の一押しカフェ↓
館山湾の北側の岬をなす大自然のフィールド。全長2キロ、40haにおよぶ南房総国定公園です。足を踏み入れると辺り一面芝生や森林の別世界。海辺に降りていくこともでき、ゴツゴツした岩場を肌で感じながら砂浜を歩くのも格別のひと時。2016年より森林セラピー基地にも認定され、体を癒す観光(=ヘルスツーリズム)の推進拠点になっています。
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大房岬近隣の一押しカフェ↓
こちらは館山湾の南側をなす岬の先端にそびえる灯台。東京湾に入る船が最初に道しるべにする灯台であり、270度のパノラマが見渡せるところが魅力。大島や伊豆七島、そして富士山の景色が一望できる観光スポットです。麓にあるレトロな老舗「森田屋商店」では洲崎で取れた天草を使ったおいしい「ところてん」でお茶はいかが。
洲埼灯台近隣の一押しパン屋↓
千葉県最南端にある洋式灯台です。「日本の灯台50選」にランクインしており洋式灯台としては日本で2番目に古い歴史があります。灯台の周りが公園になっており、多くの観光客が訪れています。岩の上に設置された真っ白なベンチはインスタスポット。灯台の中を無料で参観できるので、ぜひ登ってみてください。灯台からの眺めは格別です。
野島埼灯台近隣の一押しカフェ↓
ギザギザとノコギリのような形をしていることからその名がつきました。ロープウェーで直接山頂駅に上がることができ、展望台から景色は圧巻です。また鋸山の中にある由緒ある「日本寺」の駐車場まで車で上がることができます。日本寺の拝観料は別料金ですが、日本一大きな大仏や百尺観音、千五百羅漢像など散策ルート沿いに見所がたくさんで、近年外国人観光客も急増しているスポット。
【鋸山ロープウェー】
営業時間
・2月16日~11月15日:9:00 ~ 17:00
・11月16日~2月15日:9:00 ~ 16:00
料金
・大人:930円(往復)
・子ども(6〜11歳):450円(往復)
【日本寺】
開館時間:8:00〜17:00
拝観料金
・大人:600円
・子ども(4〜12歳):400円
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鋸山近隣の一押しコロッケ↓
「日本棚田百選」に選ばれている3.2haに及ぶ大小375枚の広大な棚田の景観。東京から最も近い棚田とも言われており、大山千枚田保存会が主体となってオーナー制という制度で都内の人々が営農に関わって自らお米を生産している区画もあります。徳川八代将軍吉宗公が日本で初めて酪農を発祥した地でもあり、日本の原風景を残している観光スポットです。
大山千枚田近隣の一押しパン屋↓
近年、ドラマやCMなどでひっきりなしに登場する人気スポットでロケ観光に多くの人が訪れています。全国でも貴重になりつつある木製の桟橋で、レトロな風貌がインスタグラムで一気に広まりました。内房は夕陽が美しいことで知られていますが、桟橋と夕陽と富士山を同時に撮影できるのもこの場所の魅力。きしむ板の上をゆっくりと歩いて先端に行ってみよう。
原岡桟橋近隣の一押しレストラン↓
安房国一宮で神話時代からの精神的な拠り所。徳島県の阿波(あわ)から古代氏族が海を渡ってたどり着き先祖を祀ったとの言い伝えがあり、日本列島のダイナミックな歴史を感じられる場所です。日本の産業を創始した神々を祀る神社でもあり、観光だけでなくパワースポットとしても名高く、日本三大金運神社の一つに選ばれています。ちなみに千葉県房総半島は、安房神社を建てた氏族によって南から開拓されていった歴史があります。
安房神社内のお茶屋さん↓
安房神社祭神の妃を祀る神社。147段もある急勾配な階段を見上げる光景も素晴らしいですが、登り切ってから振り返って眼前に広がるパノラマは絶景です。かの源頼朝が安産を祈願した神社であり、また神田明神は洲崎神社の神を勧請したという説も根強く、歴史好きにはたまらない観光スポットといえるでしょう。
洲崎神社近隣の一押しカフェ↓
四国八十八ヶ所のお遍路さんは有名ですが、関東にも坂東三十三観音霊場の由緒ある巡礼の道があることをご存知ですか? 鎌倉最古の寺、杉本寺を1番とするこの巡礼、関東をぐるっと回って33番目の最後はなんと、館山市の那古観音。那古寺は「願いを結ぶ」と書いて結願寺(けちがんじ)なのです。観光で訪れた際には、ぜひお立ち寄りください。
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那古寺近隣の一押しカフェ↓
養老元年(717年)に行基が山の岩壁に十一面観世音菩薩を彫刻。この菩薩像を覆うように本尊が建てられ、崖の観音が誕生したと伝えられています。崖観音も荘厳ですが、さらに登ってから眺める館山湾が絶景の観光スポット。大漁祈願や海上安全を祈願する場として、古くから地元漁民に親しまれ、2016年には経年劣化していた観音堂の大改修が地元住民によって成し遂げられました。
崖観音近隣の一押しパン屋↓
「大山千枚田」と同じく大山の中腹に鎮座するお寺で、古くから鴨川全域の農民や漁民に信仰されてきた名刹。創建は奈良時代742年に遡りますが、江戸時代1802年の修復時には、「波を掘らせたら天下一」として知られる「波の伊八」(武志伊八郎信由)が正面階段の天井に「竜二態・波・雲」を制作したことで知られている観光スポット。鴨川全体の眺望が広がる大山不動尊からの景色は壮観です。
大山不動尊近隣の一押しパン屋はこちら↓
東京都の「西新井大師」や神奈川県の「川崎大師」とともに関東厄除三大師の一つに数えられている由緒ある寺院。安房神社のある館山市大神宮地区小塚にあることからこの名称で親しまれています。空海(弘法大師)が東国行脚の折にお告げを受け、霊木から2体の菩薩像を刻み、もう一方の1体は川崎大師に祀られたと伝えられています。観光の途中で厄除けはいかがでしょうか。
小塚大師近隣の一押しカフェ↓
青銅製でガンダーラ様式の涅槃仏では、世界最大級。体調は16メートルで重さは30トンの巨大涅槃仏です。涅槃仏とは、お釈迦様の最期の姿を表すもので、仏教の修行を終えた尼僧が22年の歳月を経て1982年に建立しました。入館料がかかりますが、涅槃仏に触れると足と腰にご利益があると人気の観光スポットです。
萬徳寺近隣の一押しカフェ↓
鋸山の麓にある鋸南町(きょなんまち)の道の駅。旧小学校を改修して市場やレストラン、宿泊所に生まれ変わった場所。学校の面影を残しており、出されるメニューも給食ランチなど昔懐かしい品が多く、ノスタルジーに誘われます。保田インターから目と鼻の先という立地もあって、多くの観光客でにぎわっています。
時間:9:00~18:00
保田小学校の読み物記事はこちら↓
保田小近隣の一押しカフェ↓
館山自動車道のPA「ハイウェイオアシス富楽里」に併設された道の駅です。地元産のスイーツや海鮮料理など昼食が味わえる他、何より生鮮野菜や花、お土産品のバラエティが広く人気の買い物スポット。厳選された出品で、さらに価格が驚くほど安いこともその人気を支える理由の一つ。おすすめは売店の「つみれ汁」、近藤牧場のソフトクリーム、青倉商店のさんが焼き。館山に着く前に観光は始まっています。
時間:9:00〜18:00
富楽里近隣の一押しカフェ↓
写真提供:南房総市 館山自動車道の終点「富浦IC」からすぐの「道の駅グランプリ」受賞経験もある道の駅。特産品のビワの名称がついているように、ビワの加工製造所が併設しており、スイーツ商品の数は50品目を超えます。ビワを使ったメニューもレストランで味わうことができ、ビワソフトクリームは定番の一品。館山・南房総の観光を取りまとめる中心的な道の駅です。
枇杷倶楽部内カフェ↓
写真提供:南房総市 南房総のおへそに位置する旧三芳村の道の駅。南房総では有数の農業エリアで、「日本酪農発祥の地」の面影を残しています。見渡す限りの田んぼ畑と里山の景色は日本昔ばなしに出てきそう。酪農スイーツがたくさん味わえる他、ビンゴバーガーというハンバーガーショップがバイカーが大人気の観光スポットでもあります。
鄙の里近隣の一押しカフェ↓
こちらは外房千倉の道の駅。県下3番目に大きな東安房漁協の隣にあり、新鮮な魚介類が生け簀で見られる直売スポット。シメサバなど加工品もお手頃価格で強烈に美味の一品。地元千倉出身で全国的に有名なイラストレーター山口マオさんのギャラリー&ショップもあり、千倉のおしゃれな雰囲気漂う道の駅です。道の駅の観光で海鮮を味わいたかったらここでしょう。
潮風王国近隣の一押しカフェ↓
房総半島南部のエリアでは言わずと知れた一大レジャー観光施設。海に面した水族館であり、なんといっても海の猛獣「シャチ」を飼育調教したショーは全国的に有名です。シャチ以外にも、イルカやベルーガ、トドなどたくさんのステージが用意されており、一日中楽しむことができます。水族館の中も神秘的なクラゲやウミガメなど珍しい海の生き物の生態が詳しく紹介されています。
開館時間:9:00〜17:00(月によって異なります)
入館料
大人(高校生以上):3000円
子ども(小、中学生):1800円
幼児(4歳以上):1200円
60歳以上:2400円
鴨川シーワールド近隣の一押しカフェ↓
館山市のシンボル、館山城を含む市営の観光公園。少し息が上がるほどの坂を登って頂上から見下ろす景色は館山湾を一望できる絶景スポット。館山城の中は滝沢馬琴が書き下ろした日本を代表する長編小説読本「南総里見八犬伝」の八犬伝博物館として入館できます。麓の芝生広場には里見茶屋というだんご屋さんがあり、一服するのにぴったり。春は桜、初夏は紫陽花など、一年を通じて花が楽しめる場所でもあります。
城山公園近隣の一押しカフェ↓
国土交通省から「みなとオアシス」に指定されている観光交流拠点。桟橋形式では日本で一番長い「館山夕日桟橋」の基部にあり、物産が集まる「海のマルシェ」やレストラン「なぎさ食堂」も人気のスポットです。展望デッキからの館山湾を一望する眺めや、その下にある「海辺の広場」には魚や生き物がたくさん。親子連れで楽しめます。
渚の駅近隣の一押しカフェ↓
道の駅南房パラダイスに隣接する動植物園。南国館山がゆったり感じられるハワイアンテーマパークです。300メートルの連続温室から高さ20メートルの大温室へ連なる熱帯植物やふれあい動物広場があり、こちらも子連れでおすすめな観光スポット。屋内と屋外にステージを常設しており、週末や休日はフラやタヒチアンのショーも行われています。
アロハガーデン近隣の一押しカフェ↓
ポピーの里と呼ばれるように、1月からポピーが春の訪れを告げ、5月のGWまで咲き乱れます。その数関東最大級10万株100万本。また昨年からサンドアートの世界チャンピオンの実績がある保坂俊彦さんによる巨大砂像5作品が制作され、年間を通じて常設展示中。これは世界でも初めての試みで、人気急上昇中の観光スポットです。
ファミリーパーク近隣の一押しカフェ↓
12月から5月まで花摘みができる観光スポットとして知られてきましたが、最近は大幅なリニューアルを遂げてキャンプ専門サイトで千葉県NO.1とも呼び声高いキャンプ場に大変貌。子連れで楽しめるプールがあり、目の前は千葉県最南端の海。レンタル品も充実しており、手ぶらでキャンプやBBQを楽しむことができます。
キャンプについて詳しい記事はこちら↓
フラワーパーク近隣の一押しカフェはこちら↓
28歳の若さで夭折した天才画家、青木繁。最も有名な大作『海の幸』(国重要文化財指定)は館山市の布良(めら)で描かれました。この時1ヶ月半ほど滞在したのが漁師の小谷家。文化財としても貴重なこの住宅の保存運動が立ち上がり、2015年に修復完了。記念館が毎週土・日に開館しており、貴重な資料を見学することができます。日本が世界に誇る画家が描いた景色で観光はいかがでしょうか。
海の幸記念館近隣の一押しレストラン↓
ファッションデザイナーの桂由美さんや華道家の假屋崎省吾さんらを選定委員として、「プロポーズにふさわしいロマンチックなスポット」を認定するのが恋人の聖地。館山市は「鏡ヶ浦から富士の見えるまち」として認定され、「洲崎灯台」「城山公園展望エリア」「館山夕日桟橋」の3ヶ所が聖地スポットとして設定されています。カップルで観光の際はぜひお立ち寄りください。
恋人の聖地を紹介した記事はこちら↓
観光とは少し異なるかもしれませんが、戦争遺跡も立派な、むしろ重要な歴史遺産です。館山は東京湾の入り口で太平洋戦争末期に沖縄戦の後に本土決戦が想定されていた地。戦時中に手作業で掘られた全長1.6キロにもおよぶ「赤山地下壕」が残されており、一般公開されています。冷んやりとして迷路のように張り巡らされた壕は、記憶に残る体験になることでしょう。
赤山地下壕近隣の一押しカフェはこちら↓
館山に砂丘? と目を疑う景色が広がります。その昔から「白砂青松」として有名な美しい平砂浦海岸から風で流れた砂が自然に山となった異例のスポット。サンドボードの遊び場として知られており、コツを掴むと雪山のソリのように滑り落ちることができます。大自然が創り上げた砂の山は見上げるだけで圧巻。観光ついでに遊び場を探していたら、ぜひ一度訪れてみてください。
砂山をもっと詳しい知りたい方はこちら↓
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