潮風とイタリアの甘い香りがただよう、丘の上の一軒家カフェ/

コドーリ・ガーデンカフェ (南房総市)

公開日: 2019年01月15日

イタリア料理のレストランはよくあると思いますが、イタリア菓子のカフェというと思い当たる人は少ないのではないでしょうか? じつは安房にはあるんです。房総半島の最南端エリア、南房総市白浜地区に誕生したイタリアのスイーツが楽しめる「コドーリ・ガーデンカフェ」をご紹介します。


南房総最南端のイタリアンレストランが手がける丘の上のガーデンカフェ

白浜の海沿いを走る410号線沿いから、のぼりの立っている道を80mほど上ると芝生と植物がセンスよく配置された空間と大きなガラス張りの白い建物が現れます。振り向くと白浜らしい素朴な民家の向こうに海を臨むこの場所が、コドーリ・ガーデンカフェです。



コドーリ・ガーデンカフェは、南房総最南端の人気イタリアンレストラン「オドーリ・キッチン」のデザート部門が独立したカフェ。レストランの移転に伴い、厨房が手狭になったことから、以前オドーリ・キッチンがあった場所に、はじめは工房として2018年7月にスタート。お客さんにはテイクアウトのみで対応していましたが、「せっかくだからここでゆっくりしたい」というお客さんの声に応え、2018年9月にカフェとしてオープンしました。


コドーリという一風変わった名前は、「小さなオドーリ」という意味。ちなみに、オドーリはイタリア語の「(香草などが)香る」という意味の言葉と地区名の「小戸(おど)」をかけて名付けられたそうです。


白浜ののんびりした潮風を感じながら、それぞれに過ごす



コドーリ・ガーデンカフェは全面がガラス張りで、外を眺めながらのんびり過ごすことができます。広いスペースの庭は、子どもが走り回るのにぴったり。店内にいても子どもの様子が分かるので、子ども連れでも安心です。テラス席はワンちゃんも同席可能。ベンチ席で愛犬と海を眺めながらくつろげます。



それから、ランチタイムが長い、というのもコドーリ・ガーデンカフェの特徴のひとつ。時間に追われずに白浜でのんびりした時間を過ごしてほしいとの想いから、オープンからクローズの17時までランチメニューはいつでも注文OK。ランチタイムで営業を終了してしまうお店もありますが、ここなら中途半端な時間に白浜に到着してもランチが食べられて、ランチの後にそのままのんびりできます。


ランチに提供しているのは、イタリアンでもよく見かけるフォカッチャを使ったサンドイッチ。少しパサパサしているイメージのあるフォカッチャですが、コドーリ・ガーデンカフェでは生地にやわらかさの出る国産小麦を使用。ジャガイモを練りこんで、ふわふわでモチモチの食感が冷めても続く工夫をしているそう。塩はイタリア・シチリア産、ローズマリーは庭のものを使っています。フォカッチャのファンも多く、テイクアウト用のフォカッチャだけを購入しに来るお客さんもいるのだとか。


若手パスティチェーラの輝く場所

パスティチェーラとは、イタリア語で女性の菓子職人の意味。コドーリガーデンカフェは、若きパスティチェーラ・小峰絵美さんが切り盛りしています。



小峰さんは、白浜地区出身で高校卒業後に上京。保育園での栄養士職を経て、イタリアンの世界へ。新宿にあるお店でデザートを学び、震災をきっかけに地元へUターン。オドーリ・キッチンでデザート担当になりました。「子どものころは白浜のよさに気づいていなかったのですが、戻って来てからお客様に教えていただいているという感じです。地元のみなさんもいい方ばかりで、いつも応援してもらっています」と明るく笑う小峰さん。オーナーの柳橋さんに小峰さんについてうかがうと「デザートの腕前はもちろん、人柄がとてもよくて、お客様からもかわいがられていました。コドーリでぜひ彼女に輝いてほしいと思っています」と、小峰さんへの期待を語ってくれました。


イタリアのマンマの味を白浜で味わう



そんな小峰さんが手がけるイタリア菓子は、ていねいな仕事ぶりが光るものばかり。ただ、聞きなれない名前のものも多くあります。たとえば、まん丸のクッキーがふたつ合わさってクリームをサンドしている形が特徴的な「バーチ・ディ・ダマ」。くちびるがモチーフになっている郷土菓子で、かわいらしい形がプチギフトとしても人気だそうです。また、「カンノーロ」は、映画『ゴッドファーザー』にも登場し、イタリアンマフィアをも魅了するおいしさと言われています。サクサクのパイ生地にリコッタチーズがたっぷり入っていて、コーヒーのおともにピッタリの大人のお菓子です。



名前や見た目にはなじみがないですが、実際に食べてみると日本人の口にも合うおいしさ。「本場だとすごく甘いお菓子が多いのですが、食べやすいように甘さをひかえて作っています」と、小峰さん。フルーツを使ったバースデーケーキやタルトなどのホールケーキも注文でき、焼き菓子の詰め合わせもOK。特別な日のお祝いや、ちょっとした手土産に喜ばれていて、「お友達にもらっておいしかったから自分で買いに来ました」という人も多いのだとか。


イタリアと南房総をかけあわせて

地元食材も積極的に取り入れているコドーリ・ガーデンカフェ。果物なら、12月ごろからはイチゴやレモン。いちじくなども取り入れています。中でも、同じ南房総市の三芳地区の牛乳を使ったパンナコッタは人気の商品。三芳の牛乳は香りがよく甘みが強いので加熱してもミルク感が残ってパンナコッタにぴったりだそう。季節の果物のソースが色鮮やか。冬場は地元のイチゴとレモンが使われています。


カフェにかかせないコーヒーは、館山の老舗・サルビアコーヒーのもの。野菜を使ったスイーツもできるだけ地元の新鮮なものをチョイスしているそうです。



ガーデンカフェとしてオープンしてまだ3ヶ月。地元のイベントに積極的に出店するなどして、コドーリ・ガーデンカフェやイタリア菓子を知ってもらうことからはじめているそう。「白浜は安房の中でも距離がある場所。白浜を好きになってもらって、白浜のコドーリ・ガーデンカフェを目指してきてもらえるようになったらいいなと思います」。



太平洋の潮風とイタリアの甘い香りを感じる白浜の丘の上。ガーデンに足を踏み入れれば、のんびりした時間が流れはじめます。



【店舗情報】

店舗名:コドーリ・ガーデンカフェ Codori dolce&merenda(コドーリ・ドルチェ&メレンダ)

営業時間:11:00~17:00

定休日:月・火

所在地:千葉県南房総市白浜町白浜3555-1

駐車場:5台

Fecebook:https://www.facebook.com/codoridolce/

TEL:0470-38-5000

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